2015国際交流WS(ドイツ) エッセン

エッセン市の概要

  • 人口:577,827人 (NRW州4番目、ドイツ9番目)
  • 面積:210.32k㎡
  • 人口密度:2,747.28人/k㎡ 

視察場所

  • RVR(Regional Association Ruhr)
  • 中心市街地
  • University Quarter
  • Uferquater
  • Thyssen-Krupp本社地区
  • Zoche Zollverein

RVR(Regional Association Ruhr)

  • 1920年SVR(炭鉱地域入植連合)によるルール地域の広域都市計画策定が始まり
  • 1979年KVRへと名称変更し、計画策定の権限も喪失する
  • 2004年州法改正に伴い、RVRへと再編され、ルール地域のマスタープラン策定、IBAや産業遺産街道の整備、緑地保全等幅広い権限が付与される
  • ルール地域11市4郡の代表からなる議会を有し、広域計画を策定している

中心市街地

  • 商業地は街路ごとに性格の異なる店舗が立地し、特徴ある商店街を形成している
  • 北部は低所得者層や移民が集住し、治安が悪いエリアであったが、市や企業などが改善に取り組んでいる
  • コワーキングスペースやシェアオフィスなどの動きも出てきており、創造的まちづくりによる市街地活性化の取り組みが進んでいる

University Quarter

  • 中心市街地縁辺部の大型商業施設と大学の間にある貨物操車場跡地の再開発
  • 1998年よりPPPプロジェクトとして計画が進んでいる
  • 街区中心に水辺空間を整備し、カフェやレストランを配置し、高所得者向けの賃貸及び分譲住宅が建設されている
  • 敷地面積13.3ha、賃貸住宅約300戸、分譲住宅約200戸を建設中

Uferquarter

  • 低所得者層・移民が集積する密集市街地の再開発事例
  • 1998年に社会都市のプログラムが実施され、20012年から「Living on the water」コンセプトのもと、人工湖と高所得者向け住宅開発が行われている

Thyssen-Krupp本社地区

  • Krupp社発祥の地で製鉄工場が立地していたが、ブラウンフィールドとなっていた
  • 1990年代にThyssen-Krupp社の本社機能を移転することになり、周辺地域と一体の再開発が行われている
  • 官民協議により、本社地区への開発を認める代わりに幹線道路整備や汚染土壌処理、公園整備などが一体的に計画されている