2015国際交流WS(日本) 横浜

横浜市の概要

 

  • 1950年代後半からの高度経済成長による東京への経済・人口の一極集中に伴って引き起こされた、ベットタウン化や業務機能の東京への流出を解決するために、1965年に横浜の都市構造再編・強化を促す6大事業を発表した。6大事業は、①都心部の強化事業、②港北ニュータウン建設事業、③金沢地先埋立事業、④高速鉄道建設事業、⑤高速道路網建設事業、⑥ベイブリッジ建設事業の6つの事業であり、これらの事業によって、横浜の再生が図られた。
  • 少子高齢化、財政基盤の脆弱化、社会インフラの老朽化など、課題が多様化する中、公共サービスに対する市民ニーズに的確かつ持続的に応えるには、企業やNPO、大学、市民団体のような民間事業者の力の活用が重要とされ、「社会的課題の解決を目指し、民間事業者と行政の対話により連携を進め、相互の知恵とノウハウを結集して新たな価値を創出すること」を「共創」と捉え、公民連携により、事業を進めている。

視察場所

 

  • さくらWORKS
  • BankART
  • みなとみらい21
  • BUKATSUDO

BankART

  • 横浜市が行う、クリエイティブコアを創る主要なプロジェクトとして、古い商業地区で歴史的な建築物を利用した芸術プロジェクトの中で、BankART1929は旧第一銀行と旧富士銀行を活用して、展示、ドラマ、ダンスやコンサート、講義などの芸術的なプログラムを行っている。
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    現在は、日本郵船株式会社の元倉庫の一部分をリノベーションして、アートスペースとして活動している。横浜トリエンナーレの会場として活用された。ギャラリー、制作スタジオ、ホール図書室も施設が備えられ、カフェが併設されている。

みなとみらい21

  • みなとみらい21事業は、1983年に事業着手された総面積約186haのウォーターフロント再開発事業である。高水準のインフラが整備され、歴史やウォーターフロントの景観を活かした街並みの形成など、快適なビジネス環境を備えた街として成長を続けている。

     

  • 活力あふれる国際文化都市をめざして、① 24時間活動する国際文化都市、② 21 世紀の情報都市、③水と緑と歴史に囲まれた人間環境都市、の3点を街づくりの基本的考え方にしている。
  • 公共空間を活用したオープンカフェを実施している。通常はカフェとして占用することができない公共空間を、エリアマネジメン団体が運営上の自主ルールを定め、行政から許可を受けることで占用を可能にしている。

 

BUKATSUDO

  • 201410月に株式会社リビタが、横浜・みなとみらいの造船ドック跡地「横浜ランドマークタワー ドックヤードガーデン(国重要文化財)」に、「大人の部活が生まれる、これからの街のシェアスペース」をコンセプトとしたシェアスペース。